GORILLAZ
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日々笑進


いがらんぼーの日常が描かれています。
by igaranboo
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~絶対防空域~

休暇を終えて、私は硝煙の香りが漂う戦場へと舞い戻る・・・。
草原が広がり。貧しくも幸せな雰囲気があった故郷は、すでにまた遠いものとなってしまった・・・。
ここには、あの暖かな料理すらない。
今日もセミがせわしなく鳴いているが・・・
すぐに戦闘機のエンジン音。轟音にかき消される。

愛機をそっとなでる。
私の空飛ぶ棺桶の調子は、今日も良好なようだ。

地乗員が忙しく走り回り。生きて帰ってきた友軍機の補修作業。
これから出撃する機の弾薬、爆弾、燃料などの補給作業に没頭している。

いがらんぼー「前に敵機の尻に食いついたが、ジャムった(弾詰まり)事がある、慎重に装填しろよ!」
地乗員「ダー!(了解)しっかり腹いっぱい食えるように、慎重に装填しときますよ!大佐殿!」

笑顔を向け、しっかりと整備してくれている彼らに軽く敬礼をし、私は指令所へ向かう。

指令所に向かうと、いつもの顔ぶれが揃っている。
我がSAL隊の隊長ことJEROさん。そしてGassanさん。
二人共、私の所属しているSAL隊の上官である。

私達は互いに敬礼をし、私とGassanさんは席に着き、JERO隊長は我々の前にある周辺の座標地図に指揮棒をコツコツと叩く。

JERO隊長「ぇー・・・これよりミッションブリーフィングを始めますよ。」

足を組み、隊長の声に耳を傾ける。

JERO隊長「現在、この北西戦線基地の防空体制は薄く、そこを西にいるアメリカ航空隊に叩かれる恐れがある。
我々はこれより出撃し、周辺警戒、そして敵部隊を発見した場合は早期撃滅を目的とする。・・・何か質問は…?」

私とGassanさんは顔を見合わせ、互いに首を横に振る。

JERO隊長「では、これより出撃する!」

指令所のドアを開ければ、眩しい光が飛び込んでくる。

地乗員「まわせーーー!アイドリング状態にしとけよーーー!」
地乗員「よーーし!そうだ、ロケット弾をゆっくりつけろよ・・・もうちょい右!おーしOK!」

ある者は機体の防弾ガラスを磨き。
ある者は重いロケット弾を貨車に載せ、ラバに引かせては、私達の愛機「Yak-3」への装弾作業を進めて行く。
背中に重いパラシュートを背負い、私達三人はYak-3へと軽やかに乗り込んで行く。
地上員達が離れて行く。
スロットルを少し押し、各機駐機場から滑走路へとなだれ込む。
スロットル100%!
唸るクリモフ VK-105PF-2 液冷V型12気筒 1,300馬力エンジン。
ゆっくりと地上から車輪が離れる。
後ろを向けば、遠ざかっていく基地・・・。

またここへ戻ってこれるかは・・・そう。
一つの運と、己の腕次第・・・。
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写真:出撃していくSAL防空隊。手前JERO隊長機、左後方いがらんぼー機。

高度をゆっくりと稼ぎつつ、編隊を組み周辺警戒に当たるが・・・おかしい。
当初の目標。アメリカ軍攻撃部隊が見当たらない・・・。
念入りに見張りをするが。全く敵機がいないのだ。
まずこの事態に気づいたのがJERO隊長だった。

JERO隊長「4時の方向に何かいる・・・?視認はできない・・・。各機広域レーダーに切り替えよ!」

隊長の予想は当たった・・・。
広域レーダーに切り替えたとたんにうっすらと映るUS機の編隊。5機はいるであろうか・・・?
この光点の反応から推測するに、アメリカ軍機は低高度・・・。
そして、その先には後方の味方基地!

JERO隊長「こりゃぁ、一大事だぞ・・・!各機最大戦速!!防衛に向かう!!」

スロットルを叩きつけるように最大位置へもっていく!機銃の安全装置も即解除。
我々は急いで基地上空へと向かう!
一分一秒が、命がけなのだ!
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写真:編隊を組んだまま右急旋回し、防空へと向かうSAL隊防空隊。

隊長がすぐに緩降下を開始する。

JERO隊長「基地には多大な被害がでている・・・前方低空にアメリカ軍輸送機がいるはずです!潰してください!」

いがらんぼー&Gassan「rgr!」

念入りに低空を探し回る・・・すると・・・
いた!!アメリカ軍のDouglas C-47A Skytrainだ!
すでに突入態勢にはいっている・・・!
このまま侵入を許せば間違いなく・・・この基地はアメリカ軍の手に落ちる!
一気に急降下する!限界速度ギリギリ…機体は激しく軋む。
しかし、そんなことを気にしていられない!!

はじめに突入を開始したJERO隊長が射撃を浴びせる。
右エンジンから出火するも、まだ飛び続けるC-47A Skytrain…
二番目にGassanさんが射撃を浴びせるが・・・後方尾翼が吹き飛んだのが見えたが、まだ飛び続ける!なんて頑丈な機体だ!!
最後に飛びこんだ私の射界に飛び込んでくる。
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写真:二機の連続攻撃を受けたにも関わらず、飛行を続けるC-47A Skytrain・・・。恐るべき執念。


「こいつで・・・最後だ!!」

全機銃発射ボタンを押しっ放しにし、弾丸を浴びせる!
激しく被弾しながらも空挺降下を開始する輸送機!

間に合わないのか・・・!?


・・・バキバキ・・・!!
C-47A Skytrainは機体を穴まみれにされ、砕け散っていった・・・。
ギリギリ間に合ったのだ・・・。
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写真:なんとか執念の飛行を続ける輸送機を撃破するいがらんぼー…。ギリギリであった…。

アメリカ軍の占領作戦の阻止は成功した・・・!
このまま空港襲撃に来ていた占領部隊攻撃隊の掃討に移る!
一機も生かしては返さない・・・!
無言のままに散っていった地乗員のためにも・・・。

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写真:川岸へ逃げ込んだアメリカ軍機を撃破するいがらんぼー機。

なんとか各機の奮闘により、攻撃隊壊滅に成功する。
が・・・基地の被害状況は予想より酷かったようだ・・・。
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写真:基地上空を飛行するいがらんぼー機。地上施設はほぼ壊滅状態となっている・・・。

着陸態勢にうつり、ギアーを降ろす。
すぐにでも弾薬、燃料を補給し、再度襲来すてくるであろうアメリカ軍への防空態勢を整えなければならないの。
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写真:壊滅した基地へ補給のため降り立ついがらんぼー機。手前に見張り塔が見える。

地乗員も基地の修復作業に忙しいであろうが、状況は一刻を争う事態のため、補給作業を急がせる。
「急げ急げ!!弾薬は慎重に積み込めよ!!燃料補給車はまだか!?急がせろ!!」

そんなあわただしい時に鳴り響く空襲サイレン。
ウゥウゥウウウウウウウーーーーー!!
「基地にB17接近中・・・各地上員は防空壕に退避せよ・・・!戦闘機隊は即空中退避せよ!繰り返す・・・」

なんてことだ!?
我々が降り立った隙を突いてあのアメリカ軍重爆撃機の侵入を許すとは・・・!
飛び込むように愛機へと乗り込む。
キャノピーは閉めない・・・というより閉める暇もない!
即スロットルを最大まで押し込み。駐機場から草原にはみ出そうが気にすることなく。
急いで空中退避を急ぐ。
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写真:空中退避するために緊急離陸するいがらんぼー機。ギアを格納中であるのがわかる。

右を向こうが左を向こうが、隊長とGassanさんの姿が見えない!?
後ろを向くと、駐機中の隊長とGassanさんの機の姿。
退避が間に合わなかったようだ・・・。
B17は予定通り基地上空を斜めにすぎるように航路を飛行しながら爆弾を撒き散らせていく。

「・・・・??」

こちらからでは何が起こったかわからなかったが、爆弾はコースを外れて、基地外に着弾したようだ。
駐機中の機体に少しの破片で穴が開く程度の被害を与え、そのままB17は離脱していった。

すぐに機体修復を終えて隊長、Gassanさんが離陸してくる。
再び防空態勢を整えるのだ。
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写真:意気揚々と出撃していく私、隊長、Gassanさんの三機編隊。

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写真:密集編隊を組みつつ高度を稼ぐ。

しばらく飛行した時であろうか・・・。
広域レーダー基地から連絡が入る。

「北西基地へと進軍中のアメリカ軍を捉えた!機数は・・・5・・・6機はいる!ただちに迎撃せよ!敵機の現在座標は・・・・」

すぐに指定された座標付近に到着すると、短距離レーダーには一列に連なるように飛行しているアメリカ軍攻撃部隊が映し出された。
視認できるほどに近くなってきたところで、ついに隊長から攻撃指示がでる。
隊長「10時下方に敵機編隊視認!迎撃態勢に移る!」
いがらんぼー「私は敵の二番機を狙います。」
Gassanさん「・・・では、私は三番機を・・・。」

北西戦線の空で、戦いの火蓋は切って落とされた。
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写真:敵機を迎え撃つために、一機に右急旋回へと移るSAL防空編隊。

敵機もすぐに気づき、重い爆弾を捨て、戦闘体制を整える・・・。
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写真:爆弾を捨て去るアメリカ軍戦闘機Vought F4U-4C Corsair、大馬力エンジンに、20㍉機銃を4門も装備している強力な機体だ。

上空から舞い降りるように、各自狙いをつけておいた敵機へと襲い掛かる。
辛くも、相手は以前共同作戦をしたBGN隊だ・・。
強敵相手になるため・・・細心の注意を払って、攻撃していく。
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写真:上空から逆さ落としを受け、必死に回避するF4U-4C Corsair。しかし、重いロケットを積んだままなのが仇となり、補足される。

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写真:右補助翼を失いながらも必死に回避する。それに食いつき続けるいがらんぼー機。

さすがはF4U-4C Corsair・・・頑丈だ・・・!!
もう何発当てただろうか、なかなか落ちない。アメリカの工業力の恐ろしさを噛み締める。
敵機は水平飛行に移ったところを狙い、12,7㍉機銃を一気に命中させる!
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写真:ついに力尽き、墜落したF4U-4C Corsair。彼の不屈の闘志に敬礼し、上空を飛び去るいがらんぼー機。

辺りはスッカリ混戦状態だ。
しかし、いかんせん敵機の方が数が多い!
後ろに神経を集中させながらも、見つけた敵機に牙を剥く!
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写真:前方を過ぎ去ろうとしたF4U-4C Corsairに、ありったけの弾を浴びせる。

ほとんどの敵機を撃破し、ほとんど掃討戦に移った時であろうか・・・。
前方を通り過ぎ、急降下に移ろうとした敵機がいたため、私はフラップを作動させ得意技、捻りこみ攻撃を加えようとしたのだが。
なんということだ・・・、運悪く目の前にはGassanさんのYak-3が!?
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写真:攻撃を続ける隊長機の真上で衝突、爆発してしまういがらんぼー機とGassanさん機。

隊長はきっと驚いたであろうが・・・しっかりと目の前の敵機に被弾させ、エンジンを作動不能にするまでに穴まみれにさせる。
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写真:エンジンが止まり、落ちて行くF4U-4 Corsairと、いがらんぼー機の破片orz。

パラシュートで降り立ち、すぐにGassanさんに土下座し・・・w
すぐに隊長の支援にいくために離陸する!
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写真:緊急離陸し、支援に向かおうとするいがらんぼー機。

しかし・・・もう遅かった・・・
というよりも・・・。

なんと隊長が残りの3機を食ってしまったのだ。
隊長の恐るべき空戦技術に度肝を抜かれる。

隊長の補給を待っている間、旋回待機を行い。再び編隊を組んで防空へとあたるSAL防空隊。
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写真:隊長と私の二機編隊で進軍する。

ほぼアメリカ軍本拠地近くまで進軍した頃であろうか・・・。
下方をウロウロしているP-38L Lightningが視界に入る。
すぐに我々は急降下し、彼を牙に掛けるべく、襲い掛かる。
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写真:上空に逃げようとしたところを、至近距離から、横腹をえぐるように射撃するいがらんぼー機。

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写真:その真下から攻撃を加える隊長機。ぼろぼろに被弾するP-38L Lightning。撃破。

すぐに事態に機がついたアメリカ軍防空部隊が緊急離陸してくる!
隊長「各機ただちに離脱せよ!座標40AA、20000ftまで到達次第反撃を開始する!」
私&Gassanさん「了~解っ!」

必死に逃げる・・・。またしても数が多い。
戦場では、逃げるという事も必要なのだ・・・。
このままの状態で突入しても犬死になってしまうのだから・・。

当初の作戦通り、予定位置まで着き次第、編隊は180度旋回を開始。
アメリカ軍機、約6~7機を迎え撃つ!
たった3機のソ連軍防空隊・・・。
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写真:下方へ逃げようとしたF6F-3 Hellcatに射撃を浴びせるいがらんぼー機。

撃破できるであろうが、このような混戦状態では、そのまま敵機につられたままに高度を下げては命はない!
新たな敵機に襲い掛からなければならない!
下方に下りた敵機は後でじっくりいただければいいのだが・・・闘志みなぎるBGN隊はそうはさせてくれないようだ!
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写真:先ほど襲ったF6F-3 Hellcatのまさかの反撃!いがらんぼー機はエンジンに被弾してしまう。

くそっ!?どこをやられた!?
エンジンの計器を見ると出力が98%に落ちている。
被害はこれだけ・・・まだまだ私の牙は失われていない!

上空へ旋回し、再び混戦極まる戦場へ突入する!
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写真:旋回中のF4U-4 Corsairに射撃を浴びせる!これでかなり戦闘能力を奪えたハズだ・・・!

しかし敵もさるもの!
機動状態に支障があろうと関係なしに、撃ち落さんと襲い掛かってくる!
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写真:左補助翼を失いながらも射撃をしかけてくるF4U-4 Corsair。必死にバレルロールし回避するいがらんぼー機。

隊長「いがらんぼー大佐!前方!!!注意!!」

声を上げるよりも先に目が前方を向く。
目が大きく開かれる・・・。
前方にはF4U-4 Corsair2機が猛射撃をしかけながら突っ込んできたのだ!

「くっ!!死んで・・・たまるかぁぁあああああ!!」

とにかく無我夢中。
相手の射界を避けるように、緊急回避機動を取る!
だが!
ガン!・・・ギギン!ガン!
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写真:二機が射撃しながら突っ込んでくる!激しく被弾するいがらんぼー機・・・。

被弾の振動が伝わるコクピット。

「が・・・うがあぁぁあ!!」

激痛が体を襲う。
どうやら、体に風穴を2個程開けられたようだ・・・。
息が荒くなり、頭にできた擦り傷からの流血のため、視界が赤くなる。
逃げなければ!!
私の脳裏にはそのことだけが浮かぶ。
しかし、速度が上がらない!!
計器を見ると、先ほどの攻撃により、エンジンにかなり被弾させられているらしい。
出力40%・・・。
こんな速度では大馬力を誇るF4U-4 Corsairにはすぐに追いつかれてしまう・・・。
もうだめか・・・。

私の上方を素早く駆け抜けて行くYak-3が一機。

ドガガガガ!・・・ドガガガガガ!
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写真:私の上方を駆け抜けていったYak-3。

急いで後ろを振り向くと、バラバラに砕け散る敵機とそのまま飛行しているYak-3。
・・・あの機は・・・JERO隊長だ!
こうして共に飛ぶ仲間がいなければ、一人のまま飛んでいたら。
私はきっと、すぐにでも撃ち落されていたであろう・・・。
共に戦える。助けてくれる仲間がいる。
ありがたさで涙すらにじみ出てくる。

私は被弾した機をなだめつつ、基地へと帰還する・・・。
血が足りなくなってきたのか、意識が遠くなる感覚に必死に逆らいながらも・・・。
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写真:ついに生還を果たすいがらんぼー機!

着陸と同時にすぐに私は野戦病院へと担ぎ込まれる。
押し込まれた救急車両の中で聞いた話では、まだJERO隊長。Gassanさんは戦い続けているらしい・・・。
恵まれた戦友に囲まれた幸せを噛み締めながら、私は目を瞑った。

そんなことにも構わず。セミはうるさく鳴き。
とても・・・とても暑かった。

~あとがきのようなもの~
今日は、短くしようとおもったのに!!またしても戦記が長くなってしまったいがらんぼーです。orz
最近は、私と遭遇するやいなや。
「撃墜されたらブログにのせられる!w」
という声をお聞きする機会がちょくちょく起こるようになってきました・・・w
様々な方々にブログを見てもらえることは、ほんとに光栄であり、見てくださっている方々、一人一人に・・・。
ありがとうっス!

某所で任務を頂き、イメージイラストやら描きまくりな今日この頃。
しっかり仕事してみせまっす!w・・・イメージ完成までおまちくださいませ~orz>監督様
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by igaranboo | 2005-08-15 20:24
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